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TALK ROOM 02
テーマ
「2022年7月、Poca Pocoは新たなステージへ!
キーワードは“門司港路地裏”」
誰にでも訪れる人生の転機。私の場合は5年毎に訪れるようです。門司区東馬寄の地でハーブカフェを開いてちょうど5年が過ぎた頃、前のカフェが入る建物の取り壊しが残念ながら急遽決定したのです。しかしこのタイミングで、ご縁あって門司港エリアに新しいお店Herb Cafe Poca Poco清滝店オープンの話をいただきました。門司港に詳しい方なら、清滝と言えば、昔ながらの昭和の風情が残る路地裏を連想されると思います。実はこのお店は、清滝路地裏の古民家群の一角にあるgarlandという素敵な空間の中に入居させていただいたものなんです。このgarlandという空間は、「門司港の街をもっと明るいものにしたい!」という女子達の想いによって生み出された場所でもあります。今回は、garland 運営者の河辺美佐さん、永田教子さん、絵画教室経営者の桃坂美佐子さん、Poca Pocoオーナーの山下智世の4人で「garlandとPoca Pocoのこれから」について、語り合いました。
座談会出席者
garland運営 河辺美佐さんgarland運営 永田教子さん
絵画教室経営 桃坂美佐子さん
Herb Cafe Poca Pocoオーナー 山下智世
永田
- このgarlandは、空き家をリノベーションしたものです。「この空間を活用して何か地域がにぎやかになるようなことができたらいいな」と思って、私と河辺さん、そして西日本工業大学の三笠先生の三者でスタートしました。
智世
- 河辺さんのご主人は、木の家にこだわる工務店・河辺建設の社長さんで、河辺さん自身もインテリアコーディネーターとして活躍されています。私自身、河辺さんには東馬寄のお店の内装工事でお世話になりました。ところで、西日本工業大学の三笠先生とはどういったご縁でお知り合いになったのですか?
永田
- 西日本工業大学の学生による「虹の橋プロジェクト」という活動に参加していた学生さんと友達になったことがきっかけです。ちなみに「虹の橋プロジェクト」とは、建造物や史跡に虹をかけるというアート活動で、多くのマスコミでも取り上げられていました。そのプロジェクトの担当教授の先生が、たまたまこちらにお見えになった時、「この空き家の廃材を運びだすのに学生さんの力を貸していただけませんか?」とお願いしたら、ある提案をしてくださったんです。「単なるお手伝いではなく、大学のゼミ活動として取り組んだ方が、より積極的に関わることができると思うので、ふさわしいゼミと先生を紹介しましょう」と。そこで紹介していただいたのが、三笠先生だったんです。学生さんたちがカウンターをつくったり、壁や床をリノベしたり、大活躍してくれました。指導者は河辺さんのご主人。そういう形で、それまで空き家だったこの空間を、地域の魅力を伝える情報発信基地として整備していきました。
智世
- 情報発信イベントもたくさん開いてきましたよね。私も何度か出展させていただきました。その後、コロナの影響で学生さんたちが来れなくなってしまい、「引き続き、ここで何か発信できないか」という話になり、今の形になっていったんですね。
門司港の路地裏という
懐かしくて魅力的な万能空間
河辺
- ここはカフェ空間としても最適です。はじめの頃は、イベントの時だけの限定カフェとして智世さんに参加していただいていましたが、この空間の雰囲気にぴったりで、お客様からも大好評の声をたくさんいただくようになりました。そうしたことから、ぜひともレギュラーとしてお迎えしたいと思いました。
智世
- ありがとうございます。昔懐かしい昭和の風情が残るこの路地裏界隈には、素敵なお店や空間が軒を連ねていて、魅力いっぱいのエリアになっています。路地裏に足を踏み入れると、そこにはこのエリアの代表格でもある築100年のギャラリー「mojiloji」があります。実はこのギャラリーのオーナーは河辺さん。こちらにいらっしゃる桃坂先生は児童を対象にした絵画教室をされているのですが、mojilojiで良く子どもたちの展示会を開催されています。
桃坂
- 自宅をリノベーションして絵画教室を開きたいと思っていたところ、智世さんが河辺建設さんを紹介してくれたんです。それ以来、河辺さんご夫婦とすごく親しくなり、mojilojiで子どもたちの作品展を年に一度のペースでさせていただくようになりました。そして、そこからgarlandとのご縁が生まれたというわけです。
智世
- garlandはギャラリーとしても最適な空間。mojilojiとの素敵な相乗効果が生まれたら素晴らしいと思います。私は「アート浴」という言葉を流行らせたいんです。森林浴や温浴ではなくて、アート浴。安らぎもあり、刺激もあり。いろいろなアートを展示するイベントを開いていきたいですね。
永田
- 音楽のライブもやりましょう。ランチ付きのスペシャルイベントっていいかも。
桃坂
- お酒も出してみたら?
河辺
- 人数制限したディナーショーも素敵。
智世
- 夜もやりましょう。大人の雰囲気で。
garlandという名前に込められた想い
永田
- ガーランドとは、元々「花輪」「花冠」という意味があります。そこから転じて、「ドアや窓辺を飾るために花や木の実をつなげて網状にしたものを指すようになりました。現代では、布を三角の形に切ってつなげる「三角ガーランド」が定番となっています。私たちはこの近所に暮らすおばあちゃんたちと一緒に古着を三角に切ってみんなでガーランドを作っているんですよ。
河辺
- 門司港は1年を通じてお祭りやイベントがたくさん開催されます。そのため、みんなで作ったガーランドを使う機会がいっぱいあるんです。「まちを明るくするためにガーランドをまち中につけたいね」という想いからgarlandというネーミングが生まれました。
永田
- そしてもう一つ。gaは我、landは土地。つまり「我らの土地」「みんなの場所」という意味が込められています。
智世
- 人とまちが明るくなる、みんなの場所。ここから、素敵なことをたくさん発信していきたいですね。さて、Herb Cafe Poca Pocoでは、このgarlandという新たなステージで営業するにあたり、大きな変更点がございます。これまでご好評をいただいていたランチのご提供を残念ながら取りやめることとしました。しかしながら、その分、Poca Poco本来の魅力であり、個性、強みでもある「お客様に合ったハーブティーのご提供・ご提案」を充実させていきます。対面でお客様とお話しできる時間が大幅にアップすることで、お客様のご要望やお悩みなどをしっかりヒアリング。よりニーズに合ったハーブティーのご提供・ご提案ができるようになります。また、今後はヘルシーで美味しいスイーツのご提供にも力を入れてまいります。もっと、あなたの心と体に優しいハーブカフェへ。新しく生まれ変わるHerb Cafe Poca Pocoにご期待ください。
空き家をリノベーションして
地域のにぎわいづくりを